「万博・日本画繚乱~ニッポンの美、咲きそろう~(仮)」展
万博で世界から賞賛を浴びた画家の業績を紹介し、日本美術を啓発する
万国博覧会(万博)は世界各国の最先端の科学や技術の粋を集めて開催される世界最大の国際博覧会です。美術も国を代表する先進的な技術だと考えられていた近代には、日本は国際的に認められるために国主導で積極的に出品し、日本画家たちにも出品を促していました。
- 1900年のパリ万国博覧会で金メダルに輝いた大橋翠石をはじめ、橋本雅邦や横山大観、竹内栖鳳や上村松園ら、錚々たるメンバーの画家たちが日本の威信をかけて意欲的に制作し、賞に輝きました。
- 多くの場合、彼らの作品は外貨獲得のために万博を開催した国でそのまま販売されてしまい、その所在は不明です。しかしながら、万博出品作に注がれた画家たちの熱情と画技は、他の作品にも宿っているもの。本展では、万博という特別な機会に、自身の芸術で国際的な場に挑んだ画家たちの名品の数々で、関西で万博が開催される記念の年を彩ります。
- なお、本展は近隣にある福田美術館との共催といたします。
- 実施主体
- 公益財団法人小倉百人一首文化財団
- 実施場所
- 嵯峨嵐山文華館
- 実施時期
- 令和7年7月19日~9月28日
- 関連サイト
- その他
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作品解説にはできるだけ英語を多く付加 館内サインも全て英語対応済パンフレットは英語・簡体字・繁体字に対応
- 問い合わせ窓口
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support@samac.jp
- 万博後の取組
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今後も現代ではあまりなじみがないかもしれないが、優れた業績を残した近代画家の作品を定期的に取り上げ、京都嵐山の地から日本美術・日本文化に関する啓発を継続していく