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イベントレポート

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2025.09.17 京都府内のイベント・観光・体験

秋の連休は京都へ!家族で行きたいマンガ・アニメ・ゲームイベント「京まふ」の見どころ

西日本最大級のマンガ・アニメ・ゲームの祭典「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2025」が、今年もまもなく開催!
2025年9月20日(土)・21日(日)の2日間、みやこめっせ・ロームシアター京都をメイン会場に、人気作品のブースやステージ、限定グッズ、キャラカフェ、さらには伝統産業とのコラボ企画など、子どもから大人まで夢中になれる企画が盛りだくさんです。
さらに今年は、新たに「ファミリーコーナー」が登場!子どもたちに大人気のキャラクターと触れ合えるグリーティングイベントや、親子で一緒に楽しめるワークショップも充実しています。この秋の連休は、家族みんなで「京まふ」に出かけてみませんか?
京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会と京都市が主催し、今年で14回目を迎える9月の大人気イベント「京まふ」。その魅力や見どころについて、京都市クリエイティブ産業振興室の坪本大地さんにお話を伺いました!

京まふステージの様子(京まふ2024) 京まふステージの様子(京まふ2024)

京まふショップの様子(京まふ2024) 京まふショップの様子(京まふ2024)

京都でマンガイベント?意外な縁

―― 「京まふ」とはどのようなイベントですか?

京まふは、正式名称を「京都国際マンガ・アニメフェア」といいます。「KYOTO INTERNATIONAL MANGA ANIME FAIR」略して「KYOMAF=京まふ」です。

出版社やテレビ局、映像メーカーなどが出展し、最新作のPRやグッズ販売、人気作品のステージイベントなどが行われます。さらにコスプレイベントや伝統産業とのコラボ企画など、マンガ・アニメ・ゲームファンの皆さんに楽しんでいただけるよう、多彩な企画を実施しています。

キャラカフェの様子(京まふ2024) キャラカフェの様子(京まふ2024)

コスプレエリアの様子(京まふ2024) コスプレエリアの様子(京まふ2024)

―― 京都市は古都のイメージが強いですが、どうしてマンガ・アニメ・ゲームのイベントを開催しているのですか?

実は、京都はマンガやアニメ、ゲームなどのコンテンツと縁の深い街なんです。世界的に有名なゲーム会社をはじめ、アニメ制作スタジオやゲーム会社も多く、日本初のマンガ博物館・図書館である京都国際マンガミュージアムもあります。

作品の舞台になることも多いですし、漫画家さんやアニメ制作スタジオの方々とお話をしていると、京都で文化や芸術に日々触れることで新しい発想を得ているといったことも聞きます。まさに創作が生まれる街なんです。

歴史をさかのぼると、高山寺に伝わる国宝の絵巻物「鳥獣人物戯画」は、一説にはマンガのルーツともいわれています。そうしたことからも、京都という土地とマンガ・アニメ・ゲームは縁が深いと感じています。

京都市産業観光局クリエイティブ産業振興室コンテンツ産業振興係長 坪本大地さん 京都市産業観光局クリエイティブ産業振興室コンテンツ産業振興係長 坪本大地さん

―― 「京まふ」ならではの魅力を教えてください。

出展ブースが京都らしいテイストのものになっていたり、キャラクターが和装しているグッズや伝統産業とコラボしたグッズが販売されていたりと、随所に京都ならではの雰囲気が感じられます。昨年は、大きな鳥居を設置していたブースがありましたね。鳥居の前には狛犬ならぬ狛キャラがあって、来場者の皆さんにも好評でした。

また、会場だけでなく、京都の街全体で楽しめるのも魅力です。
たとえば、地下鉄烏丸線では人気アニメ作品など6作品でラッピングされた車両を運行しています。中でも「僕のヒーローアカデミア」、「ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」は京都市内の実景(醍醐寺・山科疏水)とコラボして、キャラクターを描き下ろししてくださっています。よく見ると、キャラクターのTシャツに「きもの」と書かれているんですよ。ぜひ細かなところまで注目してみてください。

出展ブースの様子(京まふ2024) 出展ブースの様子(京まふ2024)

―― 細部にまでこだわりが詰まっているんですね。他にも、京都の景色とアニメがコラボする企画があると聞きました。

そうなんです。「京まふコラボビジュアル」では、人気アニメ作品6作品とコラボレーションして、京都の実際の景色を背景としたイラストを制作しています。

今年のテーマは「とっておきの京都」です。京都の中でも知る人ぞ知る、隠れた魅力を持つとっておきのスポットを背景に、人気アニメのキャラクターが描かれています。会場ではコラボビジュアルのオリジナルグッズも販売する予定をしていて、毎年、人気の企画になっています。

『京まふ2025』コラボビジュアル 『京まふ2025』コラボビジュアル

―― コラボしているスポットを訪れてみるのも楽しそうです。

京都の実際にある場所に、自分の好きなキャラクターがいるのは楽しいですよね。ファンの方々にはぜひ現地を巡っていただきたいです。

たとえばコラボビジュアルの舞台の一つ「琵琶湖疏水記念館」は、メイン会場のみやこめっせからも近いですし、コスプレイベントの会場の一つにもなっています。屋外テラスからは疏水の景色が見えてとても気持ちがいいですよ。琵琶湖疏水はちょうど今年、関連施設が国宝・重要文化財に指定されたところですので、皆さんに知っていただく機会になればと思っています。

伝統産業とのコラボ企画や、家族で楽しめるワークショップも

―― たくさんの企画がありますが、おすすめはありますか?

京まふというと人気作品の出展ブースやグッズ販売が注目されますが、京都ならではの、伝統産業とコラボしたワークショップにもぜひ参加していただきたいです。

京たたみの太田畳店さんによる『推し畳』ワークショップや京菓子の俵屋吉富さんによる京菓子ワークショップなど、様々な体験をご用意しています。マンガ・アニメ・ゲームのイベントで伝統産業体験ができるというのは、他ではなかなか見られない取り組みだと思います。

伝統工芸体験工房の様子 伝統工芸体験工房の様子(京まふ2024)

―― 「推し畳」という言葉を初めて聞きました!

推し畳は、推しのアクリルスタンドやフィギュアを飾れるような、ミニサイズの畳です。お好きな色柄の畳と金襴を選べるので、推しのイメージに合わせた、自分だけのオリジナル推し畳をつくることができます。

―― 京都らしい推し活ですね。京菓子体験では何を作るのですか?

今年は、SNS発の大人気漫画で今夏映画化した『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』の「子ザメちゃん」をモチーフにした、京まふ限定デザインの京菓子です。

俵屋吉富さんのお手本は職人さんの技術によってキャラクターがそのまま和菓子になっていて、とても可愛らしいんです。でも実際に自分で作ってみると、けっこう難しい。美味しいことはもちろん、同じキャラクターでも作り手の個性が出てくるので、親子や友達と作った京菓子を見せ合ったりするのも、京菓子体験の楽しみの一つかなと思うので、ぜひ楽しんでいただきたいです。

伝統工芸体験工房の様子 おでかけ小ザメ×俵屋吉富 京菓子実演体験

―― 小さなお子さんも楽しめそうですね。

まさに今考えているのが、もっと家族連れの方々に楽しんでいただきたいというところなんです。そこで今年は、新たな取り組みとして会場に「ファミリーコーナー」を設置することになりました。

ファミリーコーナーでは、子どもに大人気のキャラクターの着ぐるみが登場するグリーティングイベントや、先ほどご紹介した伝統産業体験、アニメ・CG制作を体験できるワークショップを企画しています。

―― アニメやCGのワークショップではどんな体験ができるのですか?

たとえば、おえかきワークショップではタブレットを使った最新のデジタル作画体験ができ、描いたイラストはその場でシールにして持ち帰ることができます。また、オリジナルのCGキャラクターや色とりどりの3D花火を作って楽しめるワークショップなど、盛りだくさんの企画をご用意しています。

ご家族でゆっくりと楽しんでいただけるよう、ちょっとした休憩スペースも用意しました。保護者同伴であれば小学生以下のお子さんは入場無料。さらに来場記念のノベルティもプレゼントしますので、ぜひご家族でお越しください。

京都国際マンガミュージアムで、のんびりマンガを楽しむ

―― 2025年は万博開催の年でもありますが、何か関わりはありますか?

万博会場内で開催された「クールジャパンショーケース/アニメ・マンガツーリズムフェスティバル」に出展しました。これは内閣府主催のイベントで、アニメ・マンガ等を活用して日本の地域等の魅力を海外のファンに伝えようというものです。全国各地から、アニメ・マンガゆかりの地域や団体が出展しました。

京まふのブースでは、オリジナルステッカーをお配りしたり、昨年のイベントの様子の動画をお見せしたりしながら、イベントPRをさせていただきました。

―― 関西パビリオンの京都ゾーンには出展されたのですか?

京まふの第二会場でもある京都国際マンガミュージアムが出展しました。施設の紹介だけでなく似顔絵を描く実演もしていて、好評だったようです。マンガミュージアムでは、似顔絵を描いてもらえる「似顔絵コーナー」が常設されていますので、ぜひ訪れてみてください。

―― 京まふ期間中は、メイン会場から京都国際マンガミュージアムに向かう臨時バスが走っているんですよね。

はい、京まふメイン会場のみやこめっせから気軽に第二会場の京都国際マンガミュージアムに向かうことができるよう、直通の臨時バスを運行します。人気ゲームのラッピングバスになっていますので、そちらもお楽しみに。第二会場の京都国際マンガミュージアムでも、人気作品の原画展やトークイベント、企画展「マンガと戦争展2」など、様々な企画を開催しています。

京まふの2日間は、メイン会場を満喫した後からもゆっくり楽しんでいただけるよう、19時まで開館時間を延長しています。マンガミュージアムには芝生があるのですが、夕暮れの時間に芝生に寝転がって漫画を読むのはとても心地良いですよ。

―― 朝から晩まで丸一日楽しめますね。当日券も買えるのでしょうか?

当日券も販売しています。会場でも買えますが、混雑が予想されますので、当日券の場合もオンラインで購入いただけるとスムーズかなと思います。

―― 最新情報はどこをチェックすれば良いですか?

最新情報は随時公式X(エックス)で発信していますので、ぜひチェックしてみてください。

またTikTokでは、『京まふ2025』おこしやす大使に就任いただいている、人気声優の岡本信彦さんと石見舞菜香さんの動画を配信しています。今年は「とっておきの京都」をテーマに、伏見や大原などのとっておきスポットを訪れています。

動画をアップすると、ファンの方々がたくさん嬉しいコメントをくださって、毎年すごく人気の動画コンテンツなので、ぜひこちらも楽しんでいただけたら嬉しいです。

―― ありがとうございました!

概要

開催名称
京都国際マンガ・アニメフェア2025
略称:京まふ(KYOMAF=KYOTO INTERNATIONAL MANGA ANIME FAIRの略)
開催期間
2025年9月20日(土)~21日(日)
開催場所
[メイン会場]
みやこめっせ/ロームシアター京都
9:00~17:00 (21日は16:00まで) ※入場は終了の30分前まで

[第2会場]
京都国際マンガミュージアム
10:00~19:00 ※入場は終了の30分前まで
公式HP
https://kyomaf.kyoto/
X
https://x.com/kyomaf
TikTok
https://www.tiktok.com/@kyotocontents
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