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イベントレポート

イベントレポート一覧です。

2025.11.10 万博会場

KYOTO FOOD EXPO 「お酒」イベントを開催しました!(10/3~4)

10月1日(水)~6日(月)の6日間にわたり、万博会場内 関西パビリオン多目的エリアで、期間限定イベント「KYOTO FOOD EXPO」を開催しました。 今回は、「お酒」をテーマにした10月3日(金)~4日(土)の様子をレポートします。日本酒だけでなく、ビールや焼酎、ワインまで、京都で生まれた多彩なお酒が勢ぞろい。「お酒の試飲ができますよ~」という呼びかけに誘われて、会場には続々と人が集まり、試飲を楽しみながら、出展者と交流したり、お気に入りをお土産に購入したり。思い思いに京都の味を満喫されていました。

プログラム

物販ブース

ビールは"のどごし"だけにあらず! ―与謝野ホップ振興協議会

与謝野ホップ振興協議会のブースでは、クラフトビール「ASOBI BEER(アソビビール)」の〈PALE ALE〉を販売しました。このビールは京都府北部の与謝野町で栽培したホップを使って製造されたクラフトビールです。

ビールを作る際、一般的には乾燥ホップを使用しますが、こちらでは生のホップをそのまま使っているのが大きな特徴。1つ1つ手摘みした京都与謝野ホップだからこそのフレッシュでフルーティーな香りが楽しめます。

試飲した来場者からは、「こんな香りのビールは初めて!」と驚きの声も。「のどごし」だけでなく、香りも味わう新しいビール体験を楽しんでいただきました。

アソビビールは、まさに与謝野の風土が詰まった地ビールです。

オンラインでも購入できますが、旅先で飲む一杯の味はやっぱり格別。ホップの香りに包まれながら、与謝野のまちをめぐる旅もおすすめです。

京の米と水でつくられる、京のお酒 ―京都物産出品協会

京都物産出品協会のブースでは、酒どころの伏見に蔵を構える「齊藤酒造」が出品。

伏見はかつて「伏水」とも書かれていたように、良質な伏流水に恵まれた土地です。酒造りにおいて水はとても大切な存在。この豊かな水が、名高い伏見の酒造りを支えています。

そんな酒どころに蔵を構える齊藤酒造は、今年で130周年。これまで国内外で数々の賞を受賞しています。日本酒好きなら、「英勲(えいくん)」を飲んだことがある方も多いのではないでしょうか。

ブースにはさまざまなお酒が並んでいましたが、なかでも注目は、京都府産の酒造好適米「祝(いわい)」でつくった純米大吟醸「古都千年」。祝米は京都府内でのみ栽培され、京都府内でしか使えない特別な酒米で、深い味わいが特徴です。

京都の米を使って、京都の水でつくった、京都のお酒。来場者は蔵の担当者の話に耳を傾けながら、ほんまもんの"京の酒"の味を堪能しました。

京都府域の日本酒が大集合! ―京都府酒造協同組合

京都府酒造協同組合のブースには、府内各地から36の酒蔵が大集合。甘口から辛口、スパークリングまで、個性豊かな日本酒がずらりと並びました。

京都の日本酒は、京料理に合うように作られたお酒。和食の繊細な味に寄り添う、やわらかく上品な口当たりが特徴です。

京都の日本酒といえば伏見が有名ですが、伏見以外にも京都府には多くの酒蔵があります。実は、日本酒の生産量は京都府が全国で2位なんです。

海外の方も、京都という地名は知っていても、京都で日本酒が造られていることまで知っている人はまだ少ないとのこと。京都府酒造協同組合では、京都ブランドとしてのPRにも力を入れています。

異なる蔵のお酒を飲み比べできるのが嬉しいこちらのブース。来場者の方々に府内の蔵の多様な個性を楽しんでいただくことができました。

ジンや焼酎、ワインもあります! ―海の京都の企業/京都北都信用金庫

こちらのブースでは、京都北部の丹後地域で作られたクラフトビールやクラフトジン、ワイン、芋焼酎を販売。

いずれのお酒も、地元の原料を使い、地域でつくられたものです。海、山、川が調和し、豊かな食文化が育まれてきた"食のみやこ"である丹後地域では、お酒造りにも力を入れています。

ひときわ目を引くのが、ずらりと積み重ねられたカラフルなクラフトビール。缶に描かれているのは、丹後地方の伝承に登場する代表的な7人の姫君「丹後七姫」です。静御前や細川ガラシャなど、誰もが知っている歴史上の人物も、実は京丹後にゆかりがあるのだそうです。

7種のビールのなかには京丹後のお米を使ったものもあり、積み上げられたビール缶はあっという間になくなっていきました。

お酒を味わいながら、丹後の歴史や文化にもふれられるブースとなりました。

2025年10月1日、京都の日本酒がGI(地理的表示)に指定! ―大阪国税局

日本酒には「地理的表示(GI)」があるのをご存知ですか?

これは、お酒について「正しい産地」であることと、「一定の基準」を満たして生産されたことを国が保証するものです。この表示がついているものを選ぶことで、安心して商品を購入できます。

日本の「伝統的酒造り」が2024年にユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、さらに世界から注目を集めている日本酒。海外へ販売する際にも、この地理的表示は「信頼できる特産品」として発信していくために重要な役割を果たします。

そしてこの度、京都府の日本酒がGIに指定され、会場でも早速、そのPRをさせていただきました。

会場では、日本の酒造りについてのパンフレットや関西エリアの酒蔵ガイドマップも配布され、多くの来場者が手に取っていました。

屋外エリア

ご当地キャラクターグリーティング&ミニステージライブが同時開催

屋外エリアではイベントを盛り上げるべく、まゆまろや与謝野町のマスコットキャラクター「まめっこまいちゃん」が登場!

10月3日 まゆまろ(京都府)

10月4日 まめっこまいちゃん(与謝野町)

ミニステージでは、京都を中心に活動しているアーティストによるライブパフォーマンスが行われ、音楽とともにお酒を楽しむひとときとなりました。

10月3日 ザッハトルテ

10月4日 一之瀬 達也

さらに、クイズラリーも大好評。京都のお酒にまつわるクイズが出題され、出展者からお話を聞きながら答えを埋めていきます。味を楽しむのはもちろん、京都のお酒文化を深く知る機会にもなりました。

おいしいお酒を堪能して、ほろ酔い気分で会話も弾む来場者の皆さん。来場者と出展者の間では、お酒の話はもちろん、万博の話題で盛り上がる場面も。京都のお酒をきっかけに、人と人とがつながる、笑顔あふれる一日となりました。

今回紹介したお酒はほんの一部。京都にはおいしいお酒がまだまだたくさんありますので、ぜひ、京都を訪れて味わってみてくださいね。

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