2025.11.10 万博会場
KYOTO FOOD EXPO 「食」イベントを開催しました!(10/5~6)
10月1日(水)~6日(月)の6日間にわたり、万博会場内 関西パビリオン多目的エリアで、期間限定イベント「KYOTO FOOD EXPO」を開催しました。今回は、食をテーマにした10月5日~6日の様子をレポートします!テーマは「食」。旬の栗スイーツから激辛カレー、お肉にブイヤベースまで、京都のご当地食品が大集合!予約不要で気軽に入場できることもあり、行列ができるほどの盛況ぶりでした。
目次
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物販ブース
- 日本最大の"幻のあずき"を使ったあんぱん ―KOMOIKEあずき
- 辛くて旨い!激辛の聖地が万博に参戦! ―京都向日市激辛商店街
- SDGs和牛って何?お肉も持続可能性を大切に ―銀閣寺大西
- 即完売・リピーター続出の絶品京丹波栗を使った栗スイーツ ―京丹波町
- 京の名産品が集結! ―一般社団法人京都府食品産業協会
- 栄養価を気にかけて、健康寿命を延ばそう ―サン・クロレラジャパン株式会社
- 失敗しても、「まあいいか」と受け入れられる社会を願って ―まあいいかCafé
- 使われていない魚を高校生がブイヤベースに! ―京都府農林水産部水産課
- スイーツのまち精華町のイチオシお菓子を販売 ―精華Café
- 京都北部のご当地食品を紹介! ―福知山市
- 屋外エリア
物販ブース
日本最大の"幻のあずき"を使ったあんぱん ―KOMOIKEあずき
皆さんは薦池大納言という小豆をご存知ですか。京都府北部・伊根町の薦池集落で栽培されています。
特徴は、なんといっても粒の大きさ。一般的な大納言の倍以上もあります。皮が薄いので、あずきの味をしっかりと感じられて、ほくっとした食感も魅力です。
さらに興味深いのは、この大粒の薦池大納言は薦池でしか続けて作れないということ。他地域で栽培すると、初年度は大きく育っても、年々粒が小さくなってしまうのだとか。ところが、その小さくなったあずきを再び薦池で育てると、また大粒に戻るのだそうです。
今回のイベントでは地元で月に一度だけ販売される人気のあんぱんを、特別に販売しました。数量限定ということもあり、あっという間に完売!
「薦池大納言」という品種を多くの方に知っていただく機会となりました。
辛くて旨い!激辛の聖地が万博に参戦! ―京都向日市激辛商店街
京都向日市激辛商店街が主催する「KARA-1グランプリ」は、平成24年度に始まって以来、累計来場者数が10万人を超える全国の激辛ファンに大人気のイベントです。
昨年(2024年)は万博記念として「KARA-1万博グランプリ」を開催。今回はその入賞店のひとつ「カレー工房ギャー」が出展し、激辛カレーや調味料などの激辛商品を販売しました。
京都向日市激辛商店街は、激辛フードをきっかけにまちを知り、実際に訪れてもらうことを目指しています。激辛フードを提供しているお店は向日市にたくさんありますので、辛くて旨い料理と一緒に、まち歩きを楽しんでみてくださいね。
SDGs和牛って何?お肉も持続可能性を大切に ―銀閣寺大西
銀閣寺大西のブースでは、自慢のデミグラスソースや焼肉のタレなどを販売。なかでも注目を集めていたのが、「サステナブル和牛"熟"」。これは経産牛と呼ばれる、出産を経験した母牛のブランド和牛です。
通常の経産牛はとても痩せているため、ドッグフードやミンチ用として扱われることが多いそうですが、出産後の母牛が健康でストレスフリーな生活を送れるように環境を整えることで、おいしく、そしてサステナブルな食肉生産を実現しています。
来場者の方々は、おいしさの裏にあるSDGsの取り組みについて、興味深く耳を傾けていました。
即完売・リピーター続出の絶品京丹波栗を使った栗スイーツ ―京丹波町
秋の味覚といえばやっぱり栗!京都で栗といえば「京丹波栗」です。大粒で甘みが強いのが特徴で、平安時代には天皇への献上品として栽培されていたと伝わる、京の食文化を語るうえでも欠かせない存在です。
今回は、そんな京丹波栗をぜいたくに使ったスイーツが登場。万博限定のどらやきは、京丹波栗の渋皮煮とマロンペーストに、栗の花のはちみつを合わせた上品な味わいです。
また、"丹波栗名人"の山内善継さんの栗をまるごと一粒使った焼きモンブランも販売されました。
皆さんもぜひ京丹波町に立ち寄って、極上の栗スイーツを堪能してみてはいかがでしょうか。
京の名産品が集結! ―一般社団法人京都府食品産業協会
こちらのブースでは、「京ブランド認定食品」を販売。高い品質や伝統をもち、日本の食文化を代表する京ブランドにふさわしいものが、この認定を受けることができます。
10月5日、6日の二日間で、それぞれ3店ずつ出展。10月5日は、牛しぐれ・昆布・あられ・珈琲、10月6日は、京たけのこ・京あられ・京珈琲が販売されました。
京都には、200年、300年と続く小さな事業者が今も数多くあり、いずれも個性豊かなお店ばかり。長い歴史のなかで培われ愛されてきた京都の食文化を代表する逸品。 京都を訪れたら、ぜひ味わってほしい「京の味」です。
10月5日の様子
10月6日の様子
栄養価を気にかけて、健康寿命を延ばそう ―サン・クロレラジャパン株式会社
「Health is Wealth(=健康は富)」を掲げ、自然の素材を活かした健康食品を販売するサン・クロレラジャパン。京都を拠点に約60年の歴史をもっており、健康寿命を伸ばすことを目指し、日常的に無理なく続けられる健康習慣を提案しています。
当日は、サプリメントの販売に加え、野菜摂取量を測定できる体験も実施。多くの来場者が列をなし、ブースは終始にぎわっていました。
失敗しても、「まあいいか」と受け入れられる社会を願って ―まあいいかCafé
「まあいいかCafé」とは、認知症になっても「まだまだ働きたい」という想いを持つ方々がホールスタッフとして参加し、1日限りのカフェを開く取り組み。京都府内各地で、地域のカフェやレストランと協力して実施されています。
今回のイベントでは、認知症の当事者など17名が参加し、交代で接客を担当。なかには、97歳 の現役寿司職人という方も!買い物をした人に笑顔で「おおきに」と声をかける姿に、周囲から自然と笑顔があふれました。
認知症になっても働きたい人はたくさんいます。たとえ失敗したり、忘れたりしても、「まあいいか」と社会が受け入れられるようになれば、それはもう"問題"ではなくなる。それは、認知症だけでなく、様々な理由で生きづらさを感じている人にとっても同じです。
楽しそうに生き生きと働く姿に、来場者も元気をもらえるひとときでした。
使われていない魚を高校生がブイヤベースに! ―京都府農林水産部水産課
こちらのブースでは、京都北部・宮津市にある京都府立海洋高校の生徒たちがつくったブイヤベーススープの試飲が行われました。
ブイヤベースに使用するのは「低利用魚」。小さすぎる魚や市場に出せる量が確保できない魚は商品価値が低く、廃棄されることが少なくありません。でもそれは「もったいない!」そんな生徒たちの想いから、低利用魚のブイヤベースラーメンが誕生しました。
魚介と野菜のうま味が凝縮されたスープは絶品!ブースに立った生徒さんは、「使われていない魚を活用していることをもっと知ってもらいたい。最近は魚離れが進んでいるけれど、もっと魚を食べてもらいたい」と話してくれました。
今回はスープの試飲でしたが、海洋高校では2か月に一度「高校生レストラン」を開催しており、そこでブイヤベースラーメンを実際に味わうことができます。高校生の情熱が生んだ海の恵みの一杯、ぜひ食べにきてください!
スイーツのまち精華町のイチオシお菓子を販売 ―精華Café
京都南部の精華町といえば、いちご!そしてスイーツ!
精華町は、大阪市や京都市、奈良市からのアクセスが良く、数多くの研究機関が集まる「けいはんな学研都市」の中心地。先進的な企業が多く立地する一方で、人口当たりのスイーツ店の数が全国でも高いという、ユニークな一面を持つ地域です。
ブースには精華町産のいちごを使った洋菓子やジャムをはじめ、地元食材を生かしたスイーツがずらり。どの商品も大人気で、早々に完売するほどの盛況ぶりでした。
さらに、精華町の公式キャラクター「京町セイカ」グッズを販売したり、パンフレットを配布したりするなど、来場者へ精華町の魅力をしっかりとPRしました。
スイーツ好きなら一度は訪れたい精華町。季節ごとに変わる絶品スイーツを求めて、ぜひ足を運んでみてください。
京都北部のご当地食品を紹介! ―福知山市
福知山市のブースでは、丹波の食材を使って料理人が開発したオリジナルメニューがずらり。季節の丹波栗の渋皮煮をはじめ、福知山産のお茶、京都奥丹波カヌレ、京都丹波のトマトジュースなど、こだわりの商品が並びました。
福知山は、食のおいしさはもちろん、人の温かさも魅力のひとつです。福知山を実際に訪れて、地元の人々とふれあいながら四季折々の味覚を味わう旅を、ぜひお楽しみください!
屋外エリア
ご当地キャラクターグリーティング&ミニステージライブが同時開催
屋外エリアでは、ご当地キャラクターたちが登場し、来場者との交流を通じてイベントを盛り上げました。
10月5日 赤鬼くん(福知山市)
10月6日 味夢くん(京丹波町)
10月6日 からっキー(向日市)
ミニステージでは、京都府出身のアーティストや、京都大学を中心としたアカペラサークルによるライブパフォーマンスが披露されました。
10月5日 一之瀬 達也
10月6日 アカペラライブ 烏丸舞妓 by Crazy Clef
10月6日 アカペラライブ MiconiC by Crazy Clef
【6日間を振り返って】
大盛況のうちに幕を閉じた6日間。
京都で丹精込めてつくられたお茶やお酒、そして京都自慢の食材をふんだんに使ったスイーツなどが並び、出展者の話に耳を傾けながら買い物を楽しむ人の姿が多く見られました。
京の食文化を知り、それぞれの地域の魅力を感じるきっかけとなったこのイベント。ここで紹介できたのはほんの一部です。京都にはおいしい魅力がまだまだたくさんありますので、ぜひ京都の食を巡る旅へお越しください!

